「離乳食に使いたかった“ひらめ”が、
どこにも売ってない…!」
スーパーやベビーフード売り場を探しても見つからず、
困ってしまった方も多いのではないでしょうか。
実はひらめの離乳食は、
市販ではほとんど取り扱いがないのが現状です。
でもご安心を。代わりになる白身魚はたくさんあり、
ひらめにこだわらなくても問題はありません◎
この記事では、
✅ ひらめが売っていない理由
✅ どこで買える可能性があるのか
✅ 代用できる白身魚の例
✅ なぜ「離乳食=ひらめ」と言われるのか
…などをわかりやすくまとめています。
「焦らず柔軟に対応したい」という方のために、
信頼できる情報をベースにご紹介しますね🐣

「ひらめ」の離乳食が売ってない?まず確認すべきこと
「ひらめのベビーフードが見つからない」
「どこにも売ってない!」
と感じた方も多いかもしれません。
でも実は、“まったく存在しない”わけではないんです。
✅ そもそも「ひらめ入りベビーフード」は数が非常に少ない
キューピー・ピジョンなど
大手メーカーの市販品には、
ひらめを使った商品はほとんど見られません。
ただし例外として、以下のような商品が存在しています。
- 和光堂「栄養マルシェ 鯛とひらめの炊き込みごはん弁当」
→ 赤ちゃん本舗、Amazon、楽天などで販売確認済み - 鮮魚おのざき「さかなは土台 パクパク離乳食(ひらめのトロトロ)」
→ 冷凍タイプのひらめ単体ベビーフード。通販で不定期販売あり
これらは一部で流通しているものの、
商品数自体が少なく、品切れもしやすいため、
「売ってない」と感じるのも無理はありません。

✅ レシピや育児書では“理想の白身魚”として紹介されがち
育児サイトや書籍では、
「クセがなくて消化しやすい理想の白身魚」として
**“ひらめ”がよく登場**します。
そのため「ひらめは定番なんだ」と思って探す方が多いのですが、
市販品との間にギャップがあるのが実情です。
🔍 ここでのポイント
- 実際には「ひらめ入り商品」はあるが超レアケース
- 店頭で探すのは難しく、通販・冷凍・高級系が中心
- レシピで紹介されていても、誰でも買えるとは限らない
どこで買える?「ひらめ」離乳食の販売状況まとめ
「ひらめの離乳食って、どこなら買えるの?」
という疑問にお答えして、
2025年5月時点で確認できた販売状況をまとめました。
🛍 主な販売チャネルと在庫傾向
販売チャネル | 在庫状況 | 備考 |
---|---|---|
赤ちゃん本舗 | ◎ | 和光堂の 「具たっぷりひらめのリゾット」 取り扱いあり |
Amazon | ◎ | 同商品あり。 時期によって価格変動あり |
楽天市場 | ◎ | 同商品や他ベビーフード とのセット販売あり |
鮮魚おのざき (通販) | △ | 「ひらめのトロトロ」冷凍離乳食あり |
西松屋・ ドラッグストア | ×〜△ | 店舗による。 和光堂の 「具たっぷりひらめのリゾット」 取り扱いあり |
スーパー 一般売場 | × | 「白身魚」表記の商品はあっても、 ひらめが使われているとは限らない |
🔎 商品例
- 和光堂「栄養マルシェ 鯛とひらめの炊き込みごはん弁当」
→ 赤ちゃん本舗・Amazon・楽天で販売中(ひらめが主成分ではないが使用あり) - さかなは土台 パクパク離乳食(ひらめのトロトロ)/鮮魚おのざき
→ ひらめ単体使用。冷凍・通販限定/在庫はタイミング次第

💡 注意点
- 商品名に「白身魚」としか書かれていないベビーフードも多く、
原材料を見ないと“ひらめ”が入っているかは分かりません。 - 実店舗ではほとんど見かけないため、購入を考えるなら通販が現実的な選択肢です。
なぜ「ひらめ」の離乳食は取り扱いが少ないの?
ひらめはクセが少なく、消化にもやさしい白身魚。
離乳食にぴったり…と思いきや、
市販品での取り扱いはかなり限られています。
その背景には、
価格・流通・需要といった複数の現実的な要因が関係しています。
🐟 1. 高価なうえに流通が不安定で、商品化しづらい魚
ひらめは刺身や寿司にも使われる高級魚のひとつで、
天然物が中心であるため流通量も限られます。
価格が高めであることに加えて、
安定して大量に仕入れることが難しく、
ベビーフードのような
低価格帯の大量生産商品には向きにくいというのが現実です。
📦 2. 市販ベビーフードでは「使いやすい魚」が優先される
市販のベビーフードでよく使われているのは、
「たら」や「たい」など。
これらは
養殖や冷凍輸入などで安定供給が可能で、加工実績も豊富です。
一方、ひらめは商品化のハードルが高いため、
定番ラインナップに加わることはほとんどありません。
🕘 3. 旬の時期が限られており、通年で出回らない
ひらめの旬は冬から春(おおよそ11〜3月頃)。
この時期は流通量が増えるため、
冷凍ベビーフードなどに使われることもあります。
✅ つまり、春先までが“ひらめ入りベビーフード”の登場チャンス。
夏〜秋にかけては、
店頭やネットでもほとんど見かけない可能性が高くなります。
💡補足:冷凍ベビーフードは“季節ロット品”の場合もある
一部の冷凍離乳食(例:「ひらめのトロトロ」など)では、
旬の時期にまとめて
製造→冷凍保存→在庫限り販売というスタイルをとることがあります。
そのため、
販売タイミングを逃すと数ヶ月単位で「売ってない状態」が続くことも。
「一度見かけたのに、その後全然ない…」
という声があるのはこのためです。
✅ 結論
ひらめはクセが少なく、離乳食にも適した魚ですが、
市販ベビーフードでは
価格・流通・生産効率の観点から使いづらい素材とされています。
その結果、
取り扱い商品はごくわずかで、
季節や在庫状況によって流通の有無が大きく変わるのです。
市販ベビーフードでよく使われる魚は?
「ひらめ」が理想の白身魚として紹介される一方で、
実際に市販ベビーフードに使われている魚は別物が多いのが現実です。
ここでは、
主要メーカー(キューピー、和光堂、ピジョンなど)が
採用している魚の傾向をまとめました。
🐟 市販ベビーフードでよく使われる白身魚一覧
魚の種類 | 使用状況 | 採用例・特徴 |
---|---|---|
たら (真だら) | ◎ よく使われる | 最もポピュラー。 クセがなくやわらかく、 初期からOK |
たい | ◎ 定番 | うま味があり、ややパサつきあり。 キューピー・アサヒ系などで採用 |
かれい | ○ 一部で使用 | 骨取りしやすく脂質も少なめ。 冷凍素材で見かけることが多い |
すずき・ ホキ | △ 記載されにくい | 輸入魚として使われるが、 パッケージに記載されないことも |
ひらめ | × かなり珍しい | ごく一部の冷凍・高級品にのみ登場。 常時販売はされていない |
🔎 傾向まとめ
- 多くの商品は「白身魚」としか表示されていないが、
実際はたら・たいが使われているケースが多数 - 「ひらめ」は原材料として使われることがほとんどなく、
マイナー魚扱い - コスト・供給面から、ひらめよりも
安定して仕入れやすい魚が優先されている
📝 POINT
✅ 「市販で見かける白身魚=ひらめ」ではなく、
「たら・たい」が実際の主流。
ひらめはあくまで“理想として紹介されがち”なだけで、
定番ではありません。
ひらめはなぜ離乳食におすすめされるの?
市販品ではあまり見かけない「ひらめ」ですが、
育児書や離乳食レシピサイトなどでは
**“理想の白身魚”としてよく紹介されています。**
その理由は、ひらめの特徴にあります👇
✅ 離乳食としておすすめされる理由
- クセがなく、赤ちゃんでも食べやすい
- 脂質が少なく、消化にやさしい
- アレルギーの心配が比較的少ない
- やわらかく、すりつぶしやすい身質
これらの特徴から、ひらめは
離乳食初期(生後5〜6ヶ月頃)でも安心して使える魚とされています。
🩺 公的ガイドでも「白身魚」は初期OKとされている
厚生労働省が発行する
離乳食初期から「白身魚」が使える食材として明記されています。
ただしガイドライン上で「ひらめ」
とピンポイントで示されているわけではなく、
“白身魚の一例”として紹介されているケースが多い
という点は押さえておきましょう。
💡ポイントまとめ
- 「ひらめ」はあくまで**“理想的な白身魚”のひとつ**
- ただし市販では扱いが少なく、入手しづらいのが実情
- 特別な理由がなければ、手に入りやすい白身魚で代用してもOK◎
ひらめが売ってないときに使える代用魚は?
「ひらめが手に入らない…でも魚のたんぱく質は取り入れたい」
そんなときは、
**市販でも安定して手に入る“代用の白身魚”**を活用しましょう。
✅ 離乳食におすすめの代用魚一覧
魚の名前 | 使用OK時期 | 特徴 |
---|---|---|
たら (真だら) | 初期(5〜6ヶ月) | クセがなく、やわらかくて調理しやすい |
かれい | 初期 | 骨が少なく、脂質も少なめ。 冷凍素材でも入手しやすい |
すずき | 初期 | やや弾力はあるが、 加熱・ほぐしやすさ◎ |
たい(鯛) | 中期(7〜8ヶ月)以降 | うま味が強く人気。 ただし少しパサつきやすいので注意 |
⚠️ 青魚系はもう少し先に!
アジ・サバ・ブリなどの青魚は脂質が多く、
アレルギーの心配もあるため中期以降(生後7〜8ヶ月〜)が安心です。
📝 手作りする場合の注意点
- 骨・皮はしっかり除く(特にたら・すずき系)
- よく加熱してから与えること
- **初めて与えるときは「少量から」**を基本に(アレルギー対策)
💡まとめ
✅ 「ひらめじゃないとダメ!」というわけではありません。
むしろ市販品で安定して手に入りやすい「たら」「かれい」などの白身魚の方が、
コスパもよくて使いやすい選択肢になります。
ひらめを使った離乳食レシピ(初期〜完了期向け)
「せっかくなら、ひらめを自分で調理してあげたい」
そんなママ・パパ向けに、
ひらめを使った離乳食レシピを時期別にご紹介します。
※すべての時期に共通して、
骨・皮・血合いはしっかり除去し、必ず加熱してから使用してください。
👶 初期(5〜6ヶ月ごろ):ひらめのトロトロ

材料(1食分)
- ひらめ(刺身用でもOK)…10g
- 湯(ゆでる用+のばす用)…適量
作り方
- ひらめの皮・骨・血合いを取り除き、細かく切る
- 沸騰したお湯でしっかり火を通す(2〜3分)
- すり鉢やブレンダーでペースト状に
- ゆで汁などでポタージュ状に調整
👶 中期(7〜8ヶ月ごろ):ひらめと野菜のおかゆ

材料(1食分)
- ひらめ…10〜15g
- 5倍がゆ…50g
- やさい(にんじん・だいこん・キャベツなど)…各5g
- だし(昆布だし・野菜スープなど)…少々
作り方
- ひらめはゆでて粗くほぐす or 刻む
- 野菜もやわらかくゆでて刻む
- すべてを5倍がゆに混ぜて加熱
- 風味づけにだしを少量加える
👶 中期〜後期:ひらめ入り豆腐和え

材料(1食分)
- ひらめ…10〜15g
- 絹ごし豆腐…30〜40g
- やさい(にんじん・小松菜など)…少量
- だし or 湯…少々
作り方
- ひらめをゆでてしっかり加熱・ほぐす
- 豆腐は湯通ししてつぶす
- 野菜をゆでて刻む or すりつぶす
- 全部を混ぜてだしで調整
👶 後期〜完了期:ひらめのあんかけ風

材料(1食分)
- ひらめ…15〜20g
- やさい(だいこん・にんじん・白菜など)…合計20g
- だし…50ml〜
- 水溶き片栗粉…小さじ1(片栗粉1:水1)
作り方
- ひらめは加熱して細かくほぐす
- 野菜をやわらかく煮て刻む
- だしで煮込みながら具材を加える
- 水溶き片栗粉でとろみをつける
⚠️ ひらめを離乳食で使うときの注意点
赤ちゃんに魚を与えるときは、
アレルギーや調理ミスを防ぐために以下の点を必ず確認してください。
✅ 1. 必ずしっかり加熱すること
- 魚は生では与えないのが鉄則。中心部までしっかり火を通してください
- 刺身用を使う場合でも一度加熱が必要です
✅ 2. 骨・皮・血合いは完全に取り除く
- 離乳食で魚を与えるときに最も注意すべきポイント!
- 特にひらめは骨が細くて見落としやすいので、念入りにチェックを!
✅ 3. アレルギーが心配なときは「小さじ1・単品」からスタート
- 初めて与える魚は、必ず少量から始めるのが安心
- 他の食材と混ぜるのは、体調に問題ないことを確認してから
✅ 4. 保存は「加熱後&小分け冷凍」が安心
- 生のまま冷凍よりも、調理してから冷凍→製氷皿で1食ずつがおすすめ
- 冷凍保存の目安:約1週間以内
✅ 5. 使用する魚は「鮮度」と「表示」に注意
- スーパーで買う場合は加熱用 or 刺身用で新鮮なものを選びましょう
- 養殖・天然どちらでもOKですが、消費期限と保存状態をよく確認
💡 ワンポイント
🐟「離乳食=不安になりすぎず、でも安全第一」が鉄則!
ひらめは扱いがやや難しい食材なので、
無理せず調理できるタイミングで導入するのがおすすめです。
まとめ|「ひらめ」にこだわりすぎなくて大丈夫!
「離乳食に“ひらめ”がいいって聞いたのに、どこにも売ってない…」
そんなふうに感じた方も多いと思います。
でもこの記事で紹介した通り、
- 市販ベビーフードで「ひらめ」を使った商品はごくわずか
- 一部の冷凍食品・通販・季節商品でのみ取り扱いがある
- 実際によく使われているのは「たら」や「たい」など安定流通の魚
- 公的ガイドラインでも「白身魚」は複数OKで、ひらめに限定されていない
という現実があります。
🐣 だから、無理に探さなくても大丈夫◎
- スーパーや通販で手に入りやすい白身魚で十分
- 「消化にやさしく、クセが少ない」という特徴なら、たら・かれい・すずきなども◎
- どうしてもひらめにこだわりたい場合は、時期(冬〜春)や通販の在庫をチェックしてみましょう
🍼「赤ちゃんに安心して魚を食べさせたい」という気持ちが一番大切。
ひらめにこだわりすぎず、柔軟に対応できればそれでOKです✨
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